予約していたジギングの日が雨予報になると、最初に気になるのは「船、出るんかな」です。
ただ、雨だけで中止になるとはありません。
出船するかどうかは、船長の判断です。こちらがやることは、出ると言われたときに釣りになる準備をしておくことです。
見るのは雨量そのものより、風・波・雷。風が弱く、船が出るなら、雨の中でも一日立てる準備をしておきます。
雨だけなら出ることが多い。まず見るのは風
普通の天気アプリで見た雨マークだけでは、海の上の状況は分かりません。
陸では行けそうに見えても、沖に出ると風が強い。港まわりは静かでも、ポイントでは波が残っている。
船釣りでは、こういうズレが普通にあります。
見るなら、雨量よりも海の風と波です。
海上保安庁の情報や海専門の気象サービスでは、沿岸の風向、風速、波高、ライブカメラ、沖合の風波予報などを見られます。
船長側も、こういった専門的な情報サービスを見て判断しています。
ただし、こちらが同じような情報を見たからといって、出船可否を決められるわけではありません。
見る目的は、期待しすぎないためです。
海の状況を見るなら、このあたりを確認材料にできます。
参考 海上保安庁「海しる」
船宿に確認するなら、「雨は大丈夫ですか」だけじゃなく、風と波まで聞いた方がいいです。
明日、雨予報ですが出船予定ですか?
風と波は大丈夫そうですか?
雨具は上下と長靴で行けば問題ないですか?
濡れた荷物を置く場所はありますか?
この返答で変わるのは、どこまで準備するかです。
船が出るなら、レイン上下、足元、荷物の防水、休憩中の冷え対策まで持っていきます。
風で中止になる目安を先に整理したい場合は、こちらも確認しておくと判断しやすくなります。
出船するなら、カッパは釣り用で考える
雨の日に出船するなら、まず見るのはカッパです。
街用のレインウェアでも、少し外を歩くくらいなら使えます。でも船の上では、上からの雨だけではなく、横からの風雨、下からの飛沫、首元や袖口からの浸水があります。
上だけ、薄いレインコートだけ着て乗ると、途中からインナーまで濡れてきます。
まず、濡れる場所を分けてつぶします。
- 体:釣り用のレイン上下
- 顔まわり:フード、前ツバが長めの帽子やキャップ
- 首元と袖口:水が入りにくい作り
- 足元:滑りにくい長靴かデッキブーツ
- 内側:蒸れにくい透湿性
顔まわりは地味ですが、雨の日の快適さに直結します。
フードや前ツバがあるだけで、顔と目に入る雨が減り、ラインや海面を見やすくなります。
細かい素材選びは後でいいので、まずは釣り用の上下を一着持っておく。できれば、蒸れにくい透湿性のあるものを選ぶと、雨の中でも集中力が落ちにくいです。
手元・足元・荷物は、濡れる前提で準備する
雨の日に釣りが止まる原因は、意外と釣具そのものではありません。
手が濡れてロッドが滑る。足元が濡れて、踏ん張るたびに怖い。スマホや財布、替えの手袋を守るために、何度も荷物を触る。
こうなると、釣果より先に集中力が切れます。
- 予備グローブを持つ
- 吸水タオルを多めに入れる
- スマホと財布は防水ケースか防水バッグへ入れる
- 濡れ物と乾き物を分けられる袋を用意する
- 足元は滑りにくいデッキブーツか長靴にする
特に手元と足元は、釣りの動きに直結します。濡れた手でリールを巻くと力が入りにくく、デッキで足元を気にしながらシャクると誘いも雑になります。
雨の日は、テクニックより先に、滑らず握れて、荷物を気にせずシャクれる状態を作る方が効きます。
休憩中に冷えないよう、濡れ物を分ける
雨の日に差が出るのは、釣っている時間だけではありません。
ポイント移動や休憩で、キャビンや屋根下に入ることがあります。その時に、びしょ濡れのカッパと荷物のままだと、体も荷物も冷えやすくなります。
他のお客さんもいる場所なので、レインの水を払う、タオルで拭く、濡れ物を分ける。このあたりまで準備しておくと、雨の日の船上で余計な気を使わずに済みます。
- 大きめの吸水タオル
- 濡れたカッパを一時的に入れる袋
- 濡れ物と乾き物を分けるバッグ
- 乾いたタオルや中間着
休憩中に体が冷えると、後半のシャクリが続きません。中間着や乾いたタオルを防水バッグの中に入れておくだけでも、冷えてからの立て直しがしやすくなります。
釣り方は、光量と濁りを少し見る
雨の日の釣り方で見るなら、魚からジグがどう見えているかです。
- 曇りや雨で光量が落ちる
- 雨後に軽い濁りが入る
- 河口や川の近くなら、淡水が入って反応が変わることがある
- 周りのヒットレンジや船長の指示が変わることがある
このあたりを見て、ナチュラルに寄せるのか、少し見つけやすい色にするのかを変えます。
軽い濁りやローライトなら、グロー、ゴールド、ピンク、シルエットが出る色も候補になります。ただし、濁れば必ずチャンスではありません。強い雨の後に川水が入っている場所なら、活性が落ちることもあります。
レンジも同じです。雨だから底、雨だから表層、と決めず、船長の指示、周りのヒットレンジ、ベイト反応を優先します。
ジグカラーの考え方をもう少し整理したい場合は、先にこちらを見てください。
雨の日は、準備の差がそのまま出る
雨の日のジギングは、準備の差がそのまま出ます。
- 濡れて冷える
- 手が滑る
- 荷物が気になる
そこで集中が切れると、釣れる日でも釣りが雑になります。
出船の連絡が来たら、カッパ、顔まわり、足元、手元、荷物、休憩中の冷えまで、濡れる場所を先につぶしておきます。
釣り場では、雨だからといって大きく釣りを変えすぎない。光量、濁り、川水、船長の指示を見ながら、色とレンジを少し調整するくらいで十分です。
