オフショアジギングで使うリーダーを選ぶ際に、どの太さを買えばいいのか迷っていませんか?
基本的にはPEラインの号数の3~4倍の強度のもの選べば問題ないと言われていますが、それは強度の問題であって「釣れるかどうか」はまた別の話。
対象魚種や攻めるポイント(水深や潮の速さ、根の状況)によって、選ぶリーダーの太さは異なります。
そこで今回は、リーダーを選ぶ際のポイントについて、「釣ること」を第一に考えたうえで書いていきたいと思います。
オフショアジギングで必要なリーダーの太さ【基本】
基本的には、メインライン(PE)の号数の3倍か4倍の太さを推奨されています。
- メインラインが3号のPEラインの場合
⇒ リーダーは8号~12号 - メインラインが4号のPEラインの場合
⇒ リーダーは12号~16号
このような組み合わせになります。
なぜこのような組み合わせにするのかというと、PEラインとショックリーダーの強度のバランスがいいからです。
ようするに、PEラインとショックリーダーの強度がアンバランスだと、ラインの性能を活かしきれないんですね。
・・・というのがプロたちの意見。
ここからは私個人の体験からの意見を書いていきます。
釣ること第一に考えた時のリーダーの太さは?
釣ることが一番の目的なら、リーダーは細いほうが有利です。
もしブリ狙いでPEラインやショックリーダーが切れてしまうことがあるとしたら、その原因はリーダーが細いからではなく、ただのドラグの締めすぎです。
ようするに、必要以上にドラグを締め込んだ結果、強度以上の力がかかってしまっただけなんですね。
なのでジギング初心者には、ドラグを少し緩めにすることを推奨しています。
そもそもヒラマサやカンパチなど、根ずれのリスクがある時ぐらいしかドラグを固めに締める必要はありません。
通常サイズのブリ狙いの時なんかの場合は、ドラグそこそこで十分。
なので、ラインの強度を気にしすぎてムダにリーダーを太くする必要はない!ということです。
PEラインとリーダーの太さ例
- ブリ狙いの時
⇒PE3号に対しリーダー8号 - ヒラマサ狙い
⇒PE4号に対しリーダー16号以上
このような組み合わせにしています(スピニングの場合)。
【参考】使用しているライン
【PEライン】
・メーカー:よつあみ(YGK)
・種 類 :G-soul スーパージグマン X8
リーダーの太さによるメリットとデメリット
ショックリーダーを使うメリットは4つ。
- 根ずれによるラインブレイクを防止する
- ラインにかかる力を逃がす
- 透明なので魚から見えにくい
- ジグとの結束強度が高い
などがあります。
「リーダーを太くすれば根ずれに強い!」というメリットはありますが、
- 潮の抵抗を受けやすい
- ジグのアクションが不自然な動きになる
というデメリットのほうが大きいように感じます。
逆に、リーダーを細くするメリットは、ジグを自然な動きでアクションさせられる!ということです。
リーダーが細い分、潮の抵抗が少なくなるので、ジグ本来のポテンシャルを引き出せます!
魚の本能を刺激して、パクっと口を使わせることができる可能性がぐんと高くなるんですね。
リーダーを細くしたら急に自分だけ釣れだす・・・なんてことよくあります(マジで)。
「どのジグ使っとるん?」とか、「どんなしゃくり方したん?」とか聞かれると思いますが、リーダーを細くしていることを内緒にして、適当に答えておきましょう(笑)。
というように、根ずれに弱い……というデメリットもありますが、ブリ狙いで考えたら、リーダーを細くするほうがメリットは大きいです。
結論:ショックリーダーは細いほうが有利!
日本海でブリを狙う場合は根ずれによるラインブレイクの心配はあまりしなくてもOK。
しかし、ヒラマサ狙いや岩礁帯周りを攻める場合は、根ずれによるラインブレイクの確立がぐんと上がります。
せっかく魚が掛かったのに、ラインブレイクで魚を逃がしてしまうのは悔しい。しかも高価なジグまで無くなってしまうのはかなりの損失です……(T_T)
その事態を回避するためにも、狙う魚種に合わせてショックリーダーの太さを選びましょう。
最後におさらいです。
- ブリ狙いは、PE3号に対しリーダー8号
- ヒラマサ狙いは、PE4号に対しリーダー16号以上
これでOK!