船の上で気持ち悪くなった時、いきなり正解を探そうとするとだいたい遅れます。
- 酔い止めを飲むのか
- 横になるのか
- 吐いた方がいいのか
- まだ釣りを続けるのか
迷っている間にも、匂い、揺れ、口の中の気持ち悪さでどんどんしんどくなります。
船酔いした後にまずやることは、気合いで釣りを続けることではありません。
これ以上、気持ち悪さを増やさないことです。
- 水で口をリセットする
- 風が通る場所へ移動する
- 排気ガスやタバコの匂いから離れる
- 吐きそうなら一人で耐えない
- 薬はタイミングを間違えない
船の上でどう立て直すか。やる順番と、避けたいことを先に決めておきます。
船酔いしたら、まず釣りを続けようとしない
船酔いし始めた時に一番やりがちなのが、「まだいける」と思って釣りを続けることです。
でも、気持ち悪い状態でシャクり続けても、だいたい集中できません。下を向く時間も増えます。ラインを見る。ジグを見る。タックルボックスを見る。これがまた気持ち悪さを増やします。
少しでも「あ、これ来たな」と思ったら、早めに手を止めた方がいいです。
釣りをやめるというより、立て直す時間を作る感じです。ここで無理をすると、回復にかかる時間が長くなります。
最初に水で口の中をリセットする
船酔いした時、意外としんどいのが口の中です。
胃液っぽい味、ねちゃつき、薬を飲んだ後の口の乾き。これが残ったままだと、何をしてもずっと気持ち悪いです。
まずは水で口をゆすいでください。
飲むためだけではなく、口の中をリセットするためにです。
「そんなことで変わるのか」と思うかもしれませんが、船の上ではこの小さい不快感が積み重なります。
口の中が気持ち悪いまま深呼吸しようとしても、かなりきついので。。。
水は、船酔い対策の中では地味ですが、一番使います。
水は飲むだけではなく、口の中をリセットするためにも使います。
車用と船用で分けておくと楽です。
風が通る場所へ移動して、匂いから離れる
船酔いしている時は、匂いで一気に持っていかれます。
- 排気ガス
- タバコ
- 魚の匂い
- トイレの匂い
- 甘い飲み物の匂い
こういうものが近くにある場所で休むと、回復どころか悪化します。
船長や同船者に声をかけて、風が通る場所へ移動してください。
船尾側は広くて休みやすいこともありますが、船によっては排気ガスがきつい場所でもあります。
「どこで休んだら邪魔にならないですか」と船長に聞けばいいです。無理に一人で判断しなくて大丈夫です。
できれば遠くを見る。下を向かない。スマホを見ない。目と鼻に入る情報を減らすだけでも、少し楽になります。
吐きそうなら一人で耐えない
吐きそうな時に、我慢だけで乗り切ろうとするのはきついです。
まず船長か近くの人に言ってください。
どこで吐けばいいか、どこへ移動すればいいか、船によってルールがあるからです。
ここで黙って耐えると、急に動けなくなったり、道具の上や船室で吐きそうになったりします。
その方が周りも困ります。
吐くこと自体が恥ずかしいわけではありません。船釣りでは普通によくあることだからです。
大事なのは、早めに言うことです。
エチケット袋は、使わずに終わればそれで十分。車と船バッグに入れておく保険として考えてください。
薬は飲むタイミングを間違えない
船酔いした後に、すぐ薬を飲みたくなる気持ちは分かります。
ただ、今にも吐きそうな状態で飲むと、薬ごと吐いてしまうことがあります。
そうなると、効いたのかどうかも分からなくなります。
- まず水で口をゆすぐ
- 風の通る場所へ移る
- 匂いから離れる
- 少し落ち着いてから、用法・用量を確認して薬を飲む
薬は「飲めば全部解決」ではなく、効かせる状態を作るものとして考えた方がいいです。
酔い止めの飲むタイミングは、こちらで詳しくまとめています。
参考 船酔いの酔い止めはいつ飲む?乗船30分前だけで考えると遅い理由
ジュース・タバコ・排気ガスは避ける
船酔いした時に避けたいものは、口と鼻に残るものです。
まずジュース。甘さが口に残ると、胃液っぽい味と混ざってかなり気持ち悪いです。
飲むなら水かお茶の方が無難です。
次にタバコ。喫煙者は、少しマシになったタイミングで吸いたくなることがあります。
でも、船酔い中の口の中にタバコの味が残ると、また気持ち悪さが戻りやすいです。
排気ガスも同じです。
船尾側で休む時は、エンジンや風向きによって匂いがきついことがあります。
風上、風通し、船長の指示。この3つを優先してください。
吐いた後に空腹で気持ち悪い時
吐いた後、少し落ち着いたのに今度は空腹で気持ち悪くなることがあります。
この時に、いきなり重いものを食べる必要はありません。
固形物がきついなら、ゼリー飲料や軽いものを少しだけでいいです。
大事なのは、回復した気になって一気に食べないことです。
船はまだ揺れています。少しずつ様子を見てください。
吐いた後に空腹でしんどくなる人は、固形物より先にこのへんを少しだけ。
無理に食べるためではなく、空腹でさらに気持ち悪くなるのを避けるためです。
前日にバッグへ入れておくもの
船酔いした後の対処は、船の上で考えると遅いです。
前日の夜に、これだけはバッグへ入れておいてください。
- 水
- エチケット袋
- タオル
- 軽食
- 酔い止め
前日の食事と準備については、こちらにまとめています。
船酔い対策全体を先に見たい人はこちらです。
参考 オフショアジギングの船酔い対策|酔ってからでは遅い前日準備
まとめ
船酔いした後は、釣りを続けるかどうかより先に、気持ち悪さを増やさないことを考えてください。
- 水で口の中をリセットする
- 風が通る場所へ移動する
- 排気ガス、タバコ、甘い飲み物を避ける
- 吐きそうなら一人で耐えない
- 薬は落ち着いてから、用法・用量を確認して飲む
船の上では、気合いより順番です。
しんどくなった時に何をするか決めておくだけで、かなり焦りが減ります。
水、エチケット袋、軽食、酔い止め。
このあたりは、船に乗ってからではなく前日の夜にまとめておいてください。
