PR タチウオ釣り

太刀魚ワインドで腱鞘炎に!前兆と痛みが出る前の予防法

ワインドは、しゃくっているといきなり「ガツン」とくるアタリが快感ですよね。

その気持ちよさにドハマりしてしまう人が多いんですが、腕への負担を軽視すると取り返しのつかないことになります。

取り返しのつかないこと、それは「腱鞘炎」です。

ここでは、腕が痛くなる原因や腱鞘炎になる前にどんな前兆があるのか、あと簡単な予防法など、私の体験を基にご紹介したいと思います。

ワインドで腕が痛い原因は腱鞘炎だった…

私の場合、家が太刀魚が釣れる釣り場の近くということもあり、土日だろうが平日だろうが毎日太刀魚を釣りに行きまくってました。

ワインドをしていると楽しいんですが、いつからか腕に違和感を感じるように…。

そのまま放置して釣りに行きまくっていたんですが、とうとう腕が痛すぎて釣りができなくなってきたので、病院で診察してもらうことにしました。

病院では問診票を書き、「とりあえずレントゲン撮りましょか!」と言われたのでレントゲンを撮ってもらいました。

診察室で先生が腕を持ち、

「ここは痛いですか? こーしたら痛いですか? じゃあこーしたらここが痛いですよね?」

という感じで触診されました。

先生「これは完全にテニス肘ですね! いわゆる腱鞘炎です」

「!? あの、僕、テニスはしてないですけど…」

先生「テニス肘とまったく同じ場所の腱が炎症を起こしています。何か腕を酷使するようなことをしたんですか?」

「釣りをしまくっています(;´∀`)」

先生「あー、釣りでも結構テニス肘になりますよ(笑)」

と言われました。

先生が言うには、ワインド釣法ように、手首を使いすぎると肘に負担がかかるとのこと。

手首を反らす時に使う筋肉の付け根が肘の外側にあるらしく、そこが炎症を起こすらしいです。

あと、年を取ると、筋肉が硬くなって腱鞘炎になりやすいらしいです…(T_T)

とりあえず腱鞘炎だと分かったので、あとは腱鞘炎の治療を行いました。

長時間ワインド釣法をやり続けた結果がこれ…?

太刀魚釣りは基本、夜の釣り。

次の日に仕事だと、あんまり夜中までできないですが、休みの前の日だと、時間を気にせずに夜中まで楽しんだり、いけるなら朝、日が昇るまでやったりもします。

ワインド釣法で朝までやるとなると、長時間ずーっとしゃくり続けなければなりません。

腕の疲労もかなりあります。

長時間 腕の筋肉を使い続けることで、筋肉や靭帯・腱・軟骨などを損傷し、それらが炎症を起こしてしまう。

それが腱鞘炎になってしまう原因みたいです。

腱鞘炎の前兆は?

ワインドをし始めたのが10月後半、最初はもちろん腕に違和感などなく、力いっぱいワインドしていました。

前兆があったのは、11月後半辺りからです。

前兆①

11月後半辺りから、「なんか腕に力が入りにくいなぁ…」という違和感はありました。

でも、「ちょっとおかしいな」程度だったので、そこまで気にすることもなく、ワインドしまくってました。

前兆②

12月の半ば、急に腕が「筋肉痛みたいな痛み」に変わりました。

でもその時は、

「ワインドしすぎで筋肉痛になった」

「そのうち治るやろ!」

みたいな軽い気持ちでいました。

しかし日がたつにつれ、筋肉痛と思っていた痛みがどんどん酷くなり、12月後半には、朝起きた時に痛すぎて腕を動かせないぐらいに悪化してしまいました。

私に腱鞘炎の知識がまったく無かったので、前兆に気づくことができなかったんですが、もし少しでも知識があったらここまで悪化してしまうことはなかったでしょう。

腱鞘炎3つの予防法

腱鞘炎(テニス肘)は、手首を反らす時に使う伸縮する筋肉を使いすぎることにより硬くなり、肘の外側の骨にくっついている腱に負担がかかって炎症を起こすみたいです。

テニス肘とは? 手くびを起こす・強く手を握るなどの動作で、肘の外側が痛くなる病気です。 肘の外側の骨には、手くびや指を伸ばす筋肉の腱が集中してついています。 この骨と腱の結合部分がもろくなり、痛みが発生するのがテニス肘(上腕骨外側上顆炎)です。

テニスしないのにテニス肘? | まえだ整形外科・手のクリニック

例えば、壁にアロンアルフアでゴムの端っこを接着して引っ張ってみたとします。

柔らかいゴムだと、引っ張っても全体的に柔らかく伸びるので、壁に接着したところにそこまで力がかかりません。しかし硬いゴムの場合、ゴム自体が伸びないので、壁に接着したところにモロ力がかかり、簡単に取れてしまいます。

つまり筋肉が硬くなることで、手首を反らすたびに、筋肉が骨についている根本(腱)に負担がかかり、そこが炎症を起こしてしまうということです。

じゃあどうすればいいのかというと、

  • 筋肉を柔らかくすること
  • 腱への負担を減らすこと

この2つが、腱鞘炎(テニス肘)を予防するためにもっとも大事なポイントになります。

予防法①

腕のストレッチをする

釣りをする前、釣りの途中、釣りが終わってから、寝る前、朝起きてからに腕のストレッチをする。

ストレッチの方法はこちらの動画が参考になります。

予防法②

寝ている時に腕を冷やさない

寝ている時に腕が冷えてしまうと、筋肉が硬くなり、痛みの原因になってしまいます。

寝る時は温める効果のある「圧迫しないタイプのサポーター」などをして腕が冷えないようにする。

予防法③

釣りの後はアイシングする

釣りの後、肘が熱をもっている場合はアイシングをする(冷やしすぎ注意!)。

あとワインド釣法の場合は、「ワインド専用タックル」を使うことですね!

なぜなら腕への負担がぜんぜん違うからです。

ワインド専用ロッドと、バランスの合ったリールを使うようにしましょう。

まとめ

今回は、太刀魚ワインドで腱鞘炎になる原因とその前兆、そして痛みが出る前の予防法について書きました。

腱鞘炎(テニス肘)になってしまったら治すのに時間がかかってしまいますが、前兆の段階で気が付いていれば予防することは可能です。

もし現在「腕に違和感がある!」という方は、他の釣り方を紹介しているこのサイトも参考にしてください。

-タチウオ釣り
-