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太刀魚ワインドで釣れない時のしゃくり方|強く振る前に見る順番

太刀魚ワインドで釣れない時、最初に迷うのはだいたいこのあたりです。

  • しゃくりをもっと強くした方がいいのか
  • ジグヘッドを重くして底を取った方がいいのか
  • 当たるのに掛からない時、フックを足せばいいのか

結論から言うと、最初に変えるのはしゃくりの強さではなくレンジです。

この記事では、釣れない時に先に見ることを次の順番で整理します。

  • 最初に変える順番
  • ジグヘッドの重さを見る基準
  • フォールと巻く速さの直し方
  • ショートバイトでフックの前に疑うこと
  • 腕が痛くなる時の直し方

反応がない原因は、力不足だけとは限りません。通す層がズレている、フォールが短い、重さが合っていない、ワームが曲がっているだけでも、当たりは減ります。

釣れない時は、強くしゃくる前にレンジを変える

ワインドで反応がない時、最初に変えるのはしゃくる強さではなく、「レンジ」です。

太刀魚は、いつも底だけにいる魚ではありません。

暗くなってからは中層や表層寄りで当たることもあります。

それなのに毎回底まで落として、同じ深さだけを通していると、魚のいる層を外したまま投げ続けることになります。

最初は難しく分けなくて大丈夫です。まずは「表層寄り、中層、底寄り」の3つだけで見ます。

探る層やること見ること
表層寄り着水後すぐ、または数秒沈めて始める早い反応、浮いている魚
中層カウントを決めてから始める一番当たりやすい層
底寄り底を取ってから少し浮かせる明るい時間、深い場所、反応が薄い時

大事なのは、当たったカウントを覚えることです。

たとえば10秒沈めたところで当たったなら、次もその近くを通します。釣れている人はただ投げているように見えても、当たった層をかなり見ています。

同じ場所で何投も反応がないなら、しゃくりを強くする前に、通している層を変えてください。

重いヘッド固定だと、食わせる間が消える

ジグヘッドは、重ければ正解ではありません。

重いヘッドは飛びます。風がある日も扱いやすく、底も取りやすくなります。

ただ、重くすると沈むのも速くなります。ゆっくり見せたい時ほど忙しくなり、根掛かりも増えます。何より、しゃくり続けるのがしんどくなります。

太刀魚ワインドでよくあるのは、重いヘッドを投げて、沈みすぎるから速くしゃくり、速くしゃくるから疲れて、最後は動きが雑になる流れです。

こうなると、ワームを見せる時間がありません。

重さの目安は、だいたい次の感覚で考えます。

状況ジグヘッドの目安
表層寄り、浅い場所、ゆっくり見せたい3/8ozから1/2oz前後
まず中層を探りたい1/2ozから5/8oz前後
風や潮で浮く、深めを通したい3/4oz前後

グラムで見るなら、3/8ozが約10g、1/2ozが約14g、5/8ozが約17g、3/4ozが約21gです。

もちろん、これが絶対の正解ではありません。堤防の高さ、潮の速さ、風、狙うレンジで変わるからです。

ただ、「底が取れるか」だけで重さを決めると、夜のワインドでは重すぎることがあります。太刀魚が浮いているなら、底を取ることより、当たる層を長く通せる重さの方が使いやすいです。

風や潮で流されるなら重くする。腕がしんどい、沈みすぎる、根掛かりが多いなら軽くする。

重さの判断は、まず「通したい層」と「続けられる重さ」の2つで十分です。

ワインドは跳ねさせた後のフォールで食わせる

ワインドは、横へ飛ばす動きだけで釣るわけではありません。

跳ねさせた後、落ちるところで食わせます。

ここを抜かすと、ワームはずっと逃げ続けるだけになります。太刀魚が追っていても、口を使う間がありません。

しゃくった後は、ラインが少しゆるむ時間を作ります。そのゆるみがあるから、ワームが横へ逃げて、落ちます。

逆にラインを張りっぱなしで巻き続けると、ワームはきれいに飛びにくくなります。動いているように見えても、食わせる間が少ない状態です。

最初は、これくらいの感覚で十分です。

  1. 軽くしゃくる
  2. リールを半回転から1回転巻く
  3. 一瞬だけ落とす
  4. また軽くしゃくる

当たりがあるのに掛からない時ほど、3の「一瞬だけ落とす」が雑になっていないか見てください。

次の1投でやることは、しゃくりを増やすことではなく、落とす時間を半拍だけ長くすることです。

フォール中に当たる日もあります。その時は、ガツンと大きく合わせる前に、まず重みが乗っているかを見ます。重みが残るなら、そのまま巻きながら竿を立てるくらいで十分な場面もあります。

ショートバイトは、フックだけで解決するとは限りません。

ワームを食える間があるか。そこも一緒に見てください。

マズメは速く探り、暗くなったら追える速さに落とす

マズメは速く探ります。暗くなって反応が落ちたら、追える速さに落とします。

朝夕のマズメや時合では、太刀魚の反応が早いことがあります。この時間は、広く探る意味があります。

着水後すぐ、中層、少し深め。テンポよく通して、当たる層を探します。

ただし、時合でも強く大きくしゃくればいいわけではありません。動きが大きすぎると、ラインを切られたり、ワームがズレたり、腕が先に疲れたりします。

暗くなって反応が落ちたら、速さを落とします。マズメのテンポのまま押し切ると、魚が追い切れず、触るだけで終わることがあります。

低活性の時は、強く動かすより、少し小さく、少しゆっくり見せます。

イメージは、逃げ回る小魚ではなく、追いつける小魚です。

状況しゃくりフォール
マズメ・時合少し速めに広く探る短めでテンポを作る
暗くなって反応が落ちた後小さく、追える速さに落とす一瞬長くして食わせる間を作る

暗くなって反応が落ちたら、まずしゃくり幅を少し小さくして、フォールを一瞬長くするところから試してください。

ダートが出ない時は、ワームの刺し方を見る

ワインドでダートが出ない時、ロッドやジグヘッドの前にワームを見ます。

ワームが曲がっていると、きれいに横へ飛びません。左右どちらかに寄ったり、変な回り方をしたりします。

ワームが曲がったままなら、どれだけしゃくっても動きは崩れます。

毎投げごとに完璧に直す必要はありません。ただ、反応がない時や、ワームがズレた感覚がある時は、一度回収して見ます。

見るところは3つです。

見ること崩れる動き直し方
ワームが真っ直ぐか左右に飛ばず、片側へ寄る一度抜いて真っ直ぐ刺し直す
針先や軸が曲がっていないか回ったり、姿勢が斜めになる針の出る位置をそろえる
裂けたり噛まれたりしていないかしゃくるたびにズレるズレるなら交換する

ここが崩れていると、しゃくり方以前の問題になります。

「強くしゃくっているのに動かない」と感じたら、次の1投の前にワームを真っ直ぐ直してください。

ショートバイトは、フックだけでなくフォールも疑う

ショートバイトが多い時は、フックだけでなくフォール、速さ、レンジも一緒に疑います。

太刀魚ワインドで悔しいのは、当たるのに掛からない時です。突くだけ。一瞬だけ重い。ワームだけズレる。

こういう時、アシストフックを足す判断はあります。

ただ、最初からフックだけで考えると、原因を見落とします。

ショートバイトが多い時は、まず次を見ます。

見ること起きていること直し方
フォールがない追っても食う間がないしゃくった後に一瞬落とす
速すぎる追い切れず触るだけ巻く速さを落とす
レンジがズレる魚の上や下を通している当たったカウントに戻す
ワームが曲がる口を使っても掛かりにくい真っ直ぐ刺し直す
フック位置が合わない後ろだけ触られるアシストフックを検討する

アシストフックは有効な場面があります。

でも、フォールがない、速すぎる、ワームが曲がっている状態で足しても、根本は残ります。

まず食わせる間を作る。それでも短く当たるなら、フック位置を疑う。

この順番で見ると、フックを足す前に原因をかなり絞れます。

腕が痛くなるしゃくり方は続かない

太刀魚ワインドは、腕が疲れやすい釣りです。

特に初心者ほど、強くしゃくろうとして手首に力が入ります。

でも、腕が先に終わるしゃくり方は続きません。時合が来る前に疲れて、肝心な時間に動きが雑になります。

強く大きく振るより、短く軽く動かします。ロッドを握り込まず、手元で小さく跳ねさせるくらいで十分な場面も多いです。

ラインスラックを使えば、毎回全力で振らなくてもワームは動きます。

重いヘッドでしんどいなら、1段軽くする。柔らかいロッドでダートが出ないなら、無理に強く振らず、幅を小さくしてテンポを作る。

それでも腕が痛いなら、休む時間を作ります。これは根性の話ではなく、最後まで同じ動きを続けるための調整です。

腕がきつい時は、この順番で直します。

起きていること先にやること
重いヘッドで腕がしんどい1段軽くして、通したい層を優先する
手首だけが痛くなる握り込まず、しゃくり幅を小さくする
動きが雑になってきた数分休んで、時合に同じ動きを残す

ワインドは、時合が来るまで投げ続ける時間も長い釣りです。最初の30分で腕を使い切ると、反応が出た時に動きが雑になります。

最後まで同じ動きを続けられるしゃくり方の方が、結果的に釣りになります。

ワインドで腕が痛くなる人は、こちらも確認してください。

関連 太刀魚ワインドで腕が痛くなる前に見る予防法

ロッドとヘッドが合っていない時もある

動かし方を直しても、どうしてもダートが出ないことがあります。

その場合は、ロッドとジグヘッドの組み合わせを見ます。ここは腕の痛みではなく、入力がワームまで伝わっているかの確認です。

柔らかすぎるロッドに重いヘッドを合わせると、ロッドが曲がりすぎて、入力がぼやけます。強くしゃくっているつもりでも、ワームにはきれいに伝わっていないことがあります。

反対に、硬すぎるロッドで力任せに動かすと、腕への負担が大きくなります。

最初は、8から9フィート前後のエギングロッドやシーバスロッドでも始められます。ただし、使うジグヘッドの重さとロッドの適合範囲が合っているかは見てください。

ここで無理に強く振って解決しようとすると、ダートが良くなる前に腕が疲れます。

ロッドを替える前に、まず重さを落とす。しゃくり幅を小さくする。ワームを真っ直ぐ刺し直す。

ロッドとヘッドを見る時は、この3つだけ確認します。

見ること判断すること
ジグヘッドの重さロッドの適合範囲に入っているか
ティップの入り方しゃくった入力がぼやけていないか
振り続けられるか30分後も同じ動きで続けられるか

それでも動きが出ないなら、ロッドとヘッドの相性を疑うくらいでいいです。

次の釣行で試す順番

次の釣行でやることは、これだけでいいです。

  1. レンジを3投だけ分けて、当たったカウントを覚える
  2. 重いヘッド固定をやめて、通したい層と続けられる重さで選ぶ
  3. しゃくった後にフォールを入れ、暗くなったら速さを落とす
  4. ワーム姿勢を直してから、フック位置を疑う
  5. 腕が痛くなる前に力を抜き、同じ動きを続けられる形にする

太刀魚釣り全体の釣り方から整理したい場合は、こちらを先に見てください。

参考 太刀魚の釣り方と仕掛けを全体から整理する

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