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太刀魚ワインドで腕が疲れる原因|しゃくり続けられる人との違い

猿の面と帽子をかぶった釣り人が太刀魚ワインドのしゃくりをして肘に負担がかかっている様子

太刀魚ワインドをしていると、最初は普通にしゃくれていたのに、途中から腕が重くなってきて心が折れそうになることがあります。

「まだ投げたい!」

次の一投でガツンとくるかもしれない!

横では、同じ時間だけ投げている人がまだ普通にしゃくっている。

自分だけ腕が先に終わるのは、何が違うのか?

その差は腕の強さではなく、

  • しゃくりの重さをどこで受けているか
  • ジグヘッドを重いまま固定していないか
  • ロッドエンドを使えているか
  • 疲れが出た時に何かひとつ変えているか

そこに出ます。

自分も、太刀魚が釣れる時期はかなり釣り場に通い込んでいました。

はじめの頃は力いっぱいしゃくっても腕は大丈夫でした。しかし、どんどん腕に力が入りにくくなり、シーズン半ばには筋肉痛のような痛みに変わりました。それでも続けていると、シーズンが終了する頃には、朝起きた時に腕が激痛で動かせないところまで悪化…。病院では「テニス肘と同じ場所の炎症だ」と言われました。

最初の違和感で釣り方を変えていれば、そこまでいかなかったと思います。

この記事では、腕が終わる前に何を変えればいいのかを整理します。

長時間しゃくれる人は腕だけでしゃくっていない

ワインドはダートさせてなんぼの釣りです。

ただ、ずっと同じ強さでしゃくり続ける釣りではありません。

腕が早く終わる時は、動きが一箇所に集まっています。

  • 手首だけでロッドを弾く
  • 肘から先だけで持ち上げる
  • ラインが張った状態で重いヘッドを跳ね上げる

最初の数投なら、それでもワームは動きます。しかし、同じ動きを何百回と続けると、前腕と肘の外側に負担が集まります。

魚に見せる前に、人間側が先に削られる流れです。

  • 毎回、大きくしゃくっている
  • しゃくった後、手首だけでロッドを止めている
  • 糸ふけが多く、次のしゃくりで水の抵抗を受けている
  • 疲れてきても、同じテンポと同じ強さで続けている

しゃくり幅を少し小さくする。ラインスラックでワームを動かす。振り上げた後は、リールを巻きながら姿勢を戻す。次のしゃくりで、また手首だけに負担を乗せない。

ダートとフォールを崩さず、最後まで続けられるリズムにする方が、強く動かすより長持ちします。

ジグヘッドは「飛ぶから」で固定しない

腕の疲れ方は、ジグヘッドの重さでも変わります。

重いヘッドが必要な場面はあります。風が強い、潮が速い、遠投しないと届かない、レンジを早く入れたい。そういう場合です。

問題は、必要でもないのに重いまま使い続けることです。

飛ぶから、沈むから、動いている気がするから、と1oz前後のヘッドを力任せにしゃくり続けると、1回ごとの負担は小さく見えても積み重なります。特にラインが張りすぎた状態で重いヘッドを跳ね上げると、ロッドにも腕にも抵抗がモロに乗ります。

  • 風や潮が落ち着いている → 少し軽いヘッドへ落とす
  • 足元や近距離で反応がある → 遠投前提で重くしない
  • 軽くしすぎて操作できない → 元の重さへ戻す

軽ければ正解ではありません。

軽すぎると、風でラインがふけすぎたり、レンジが入らなかったりします。今の状況で動かせて、最後まで続けられる範囲を探すものです。

ロッドエンドを使えると腕だけで受けにくくなる

同じジグヘッド、同じしゃくり幅でも、ロッドの持ち方で疲れ方は変わります。

手首だけでロッドを支えていると、ロッド全体の重さとジグヘッドの抵抗を腕だけで受けることになります。ロッドエンドを体に近づけたり、脇の近くで支えたりできると、その負担を分散させやすくなります。

エギングロッドを代用している場合は特に注意が必要です。

グリップが短くロッドエンドを体に当てにくいと、手首と前腕で受ける割合が増えるからです。エギングのように大きくしゃくる癖が出ると、さらに疲れやすくなります。

  • ロッドエンドが体から遠い → 体に近づけて支点を作る
  • しゃくった後、手首だけで止めている → 巻きながら姿勢を戻す
  • グリップを強く握り込みすぎている → 軽く持ってロッドの反動を使う

まず今のロッドで、ここを確認してください。

ロッドエンドを体へ近づけるだけで、同じしゃくりの重さが変わることがあります。それでも長時間がきついなら、ロッドの長さ・硬さ・グリップを見直したほうがいいです。

時合い中ほど腕の違和感は後回しになる

腕を痛めやすいのは、釣れていない時だけではありません。むしろ、釣れている時ほど止めにくいです。

ワインドは、アタリが出ると気持ちいい釣りです。あのガツンがあるから、もう一投、もう一投となります。

周りも釣れている。自分にもアタリがある。今やめたら時合いを逃す気がする。

こうなると、腕の違和感は後回しになります。釣れている時間に腕を使い切ると、その後の釣りが持ちません。

違和感が出始めた時点で、何かひとつ変えます。

  • 腕が張ってきた → 5分だけロッドを置く
  • しゃくりが雑になってきた → ただ巻きを混ぜる
  • 手首に重さが乗ってきた → テンポを落とす
  • 1投ごとに重い → ジグヘッドの重さを見直す

休憩は、釣りを捨てる判断ではありません。腕を残すための釣り方です。

釣れない時ほど強く振るは間違い

釣れない時ほど、しゃくりが強くなりがちです。

もっと動かせば食うかもしれない。もっと速く探れば当たるかもしれない。そう思って強く振ると、腕は早く悲鳴をあげます。

釣れていない原因が、しゃくりの強さ不足とは限りません。

  • レンジが違う
  • フォールが短い
  • 糸ふけが合っていない
  • ジグヘッドが重すぎる、または軽すぎる

そもそも、魚がいない可能性だってあるので、一旦休憩するとか、周りの様子を見るとかしたほうがいいです。

釣れない時のしゃくり方は、こちらの記事を参考にしてください。

参考

違和感が痛みに変わる前に釣り方を変える

腕のだるさと痛みは、分けて見た方がいいです。

だるいだけなら、しゃくり幅、重さ、休憩、釣法変更で回避できます。

もし手首や肘の外側に痛みが出ているなら、同じ動きを続ける判断は間違いである可能性が高いです。

自分の場合も、最初は違和感でした。腕に力が入りにくい…。いつもより重い…。それくらいの感覚でした。その段階で休めばよかったのですが、釣れる場所が近く、ワインドのアタリが面白くて続けてしまいました。結果的に、筋肉痛のような痛みに変わり、朝激痛で腕が動かせないところまで行きました。

釣り場では、ここで線を引きます。

  • 腕が重いだけなら → テンポを落とす
  • 手首や肘に違和感があるなら → しゃくり方と重さを変える
  • 痛みが出るなら → ただ巻きや別の釣法へ変える
  • 痛みが強いなら → その日は無理に続けない

テニス肘用のサポーターを使うという選択肢もあります。

負担を減らす助けになりますが、手首だけの強しゃくり、重いヘッド固定、休まない釣り方をそのまま続けるなら、負担は蓄積していく一方で根本的な解決策とは言えません。

先に変えるのは、動かし方と続け方です。

  • 手首だけで強くしゃくらない
  • 重いジグヘッドを固定しない
  • ロッドエンドを体に近づける
  • 時合い中でも違和感が出たら動きを変える

これらを実践して、快適に太刀魚ワインドを楽しんでください。

太刀魚釣り全体の仕掛けや釣り方を整理したい場合は、こちらも合わせてどうぞ。

参考

-タチウオ釣り
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