船酔いが怖い人は、船に乗ってから頑張ろうとしない方がいいです。
オフショアジギングで一番しんどいのは、釣れないことより、開始30分で気持ち悪くなって一日が終わることです。
ジグもロッドも用意した。船代も払った。朝も早く起きた。
それで出船してすぐダウンすると、次の予約を入れる気まで削られます。
船酔いは、当日の波だけで決まりません。
寝不足、前日の食事、酔い止めのタイミング、車移動、船のにおい、船上で下を向く時間。
この小さいミスが重なって、船の上で一気に来ます。
ここでは「絶対に酔わない方法」は書きません。
そんなものはないです。
ただ、酔う確率を下げる準備と、酔ってしまった時に少しでも立て直す準備はできます。
船酔い対策は、前日でほぼ決まる
船酔いしやすい人ほど、当日の朝だけ頑張っても間に合いません。
前日にやることは地味です。
道具をまとめる。酒を控える。胃に重いものを避ける。水と酔い止めを出しておく。
派手な裏技ではないですが、ここを外すと船に乗る前からかなり弱いです。
| 前日にやること | 外すと起きやすいこと |
|---|---|
| 道具を先にまとめる | 夜中にバタついて寝る時間が削れる |
| 酒を控える | 二日酔い気味で揺れに耐えることになる |
| 脂っこい食事を避ける | 朝に胃が重いまま車と船で揺られる |
| 睡眠時間を確保する | 寝不足で判断も体調も落ちる |
| 酔い止めと水を出しておく | 当日の朝に飲むかどうかで迷う |
ジギング前日は、楽しみで寝られないことがあります。
これはわりと普通です。
ただ、寝られないからスマホを見る、動画を見る、道具をいじり始める。
ここまで行くと、もう船酔い対策としてはかなり悪い流れです。
眠れなくても、暗くして横になる。
目を閉じる。
完全に夜更かしするよりはましです。
空腹も満腹もダメ。朝飯は軽く入れる
船酔い対策で意外とミスるのが食事です。
「吐きたくないから食べない」という人がいます。
気持ちは分かります。
でも空腹のまま船に乗ると、それはそれできついです。
逆に、朝からガッツリ食べるのも危ないです。
胃が重い状態で揺れると、気持ち悪さが一気に出ます。
見るべきなのは、何を食べるかより「朝の胃が軽いか」です。
おにぎり、パン、バナナ、ゼリー飲料みたいな軽いものを少し入れる。
揚げ物、乳製品、こってりしたラーメン、コーヒー、柑橘系ジュースは、人によってはきつくなりやすいです。
前日の晩飯を早くしすぎるのも、地味に失敗します。
夜中に腹が減って、寝る前に食べ直す。
朝に胃が残ったまま車と船で揺られる。
これはかなり嫌なパターンです。
酔い止めは大事。でも薬に丸投げしない
船釣りの酔い止めでよく名前が出るのは、アネロンです。
エスエス製薬の公式情報では、アネロン「ニスキャップ」は15才以上向けの乗物酔い薬です。
予防には乗車船の30分前に服用とされています。
成人は1回1カプセル、1日1回です。
ここは絶対に雑にしないでください。
薬は釣具ではありません。
年齢、持病、飲んでいる薬、運転予定がある人は、箱と添付文書を確認して、薬剤師や登録販売者に相談してください。
眠気が気になる人は、トラベルミンRのように「眠気の比較的少ない成分」をうたう製品も候補になります。
ただし、これも「眠くならない」「運転していい」という意味ではありません。
帰りに自分で運転する可能性があるなら、薬の選び方だけでなく、移動計画まで考えた方がいいです。
詳しく見る 船酔いの酔い止めはいつ飲む?乗船30分前だけで考えると遅い理由
大事なのは、酔い止めを飲むことだけではありません。
寝不足で、朝飯も雑で、移動中にスマホを見て、船に乗ってからノットを組む。
こうなると、薬を飲んでいても普通にしんどくなります。
船に乗ってからやらない方がいいこと
船に乗ってからは、酔いやすい行動を減らします。
- スマホを見続ける
- 下を向いてノットを組む
- 細かい仕掛け作業を船上で始める
- キャビンにこもる
- 排気ガスのにおいがする場所で我慢する
- 寒いのに薄着で耐える
船酔いが怖いなら、仕掛けやリーダーはできるだけ家で準備しておく。
船の上で細かい作業を減らす。
移動中は遠くを見る。
風に当たれる場所にいる。
このあたりは地味ですが、かなり効いてきます。
釣り座は船や状況によります。
初心者は揺れやすいミヨシより、胴の間の方が楽なことがあります。
ただ、トモは揺れにくい一方で、排気ガスのにおいが苦手な人にはきついことがあります。
ここは船長に相談していいです。
キャビンで寝れば楽、とは限らない
酔いそうになると、キャビンで横になりたくなります。
それで楽になる人もいます。
ただ、船室のにおい、こもった空気、外が見えない状態で、余計に気持ち悪くなる人もいます。
初めての船で、自分がどっちのタイプか分からない。
それなら、いきなりキャビンにこもるより、まず外で風に当たりながら遠くを見る方が無難です。
寒さで体が冷えるのもよくないです。
レインウェアや防寒着は、少し余分に持ってください。
船酔いして寒い。これはかなり削られます。
酔ってしまったら、まず口と呼吸を戻す
どれだけ準備しても、酔う時は酔います。
その時に「薬を飲めば戻る」と考えすぎない方がいいです。
一度船酔いモードに入ると、すぐ元通りに戻すのは難しいです。
まず水です。
飲むためだけではなく、口をすすぐためにも使います。
船酔いすると、口の中がねばついたり、胃液っぽい感じが残ったりします。
それだけで気持ち悪さが続くので、水で口をすすげるだけでも少しましになります。
次に呼吸です。
気持ち悪い時ほど呼吸が浅くなります。
竿を置いて、遠くを見て、ゆっくり吸って吐く。
釣りを続けようとしない。
無理にしゃくると、だいたい悪化します。
それでもダメなら、早めに船長へ声をかけてください。
邪魔になる場所で倒れ込むより、先に伝えた方が安全です。
参考 船酔いしたらいったん釣りを止めていい!気持ち悪くなった後の立て直し方
初ジギングなら、船酔い対策も持ち物に入れる
ジグやリーダーの準備はするのに、船酔い対策を後回しにする人は多いです。
でも、酔ったら釣りになりません。
タックルが合っているか。
ジグの色がどうか。
しゃくり方がどうか。
その前に、立っていられるかどうかです。
初回の持ち物を整理するなら、船酔い対策も同じチェックリストに入れてください。
参考 オフショアジギング初回の持ち物|全部買う前に船へ聞くこと
まとめ。船酔いは準備不足でかなり悪化する
船酔いしやすい人は、当日の波だけを見ない方がいいです。
- 前日は道具を早めにまとめる
- 寝不足で乗らない
- 酒と重い食事を避ける
- 朝は軽く食べる
- 酔い止めは製品表示を確認して早めに準備する
- 船上では下を見続けない
- 水を多めに持つ
- 酔ったら釣りを続けるより悪化を止める
船酔い対策は、釣れる釣れない以前の土台です。
初ジギングで一日潰したくないなら、ジグを買う前にここを固めてください。
