初めてオフショアジギングは、いきなり全部そろえなくていいです。
ただ、何も考えずに「レンタルあるし大丈夫♪」と思って船に乗るのは危険。
レンタルがロッドとリールだけなのか、ジグまで込みなのか。氷は船にあるのか。クーラーは持ち込むのか。酔い止めを飲むのか。
ここを外すと、釣れない以前に釣りが成立しないからです。
初ジギングの投稿を見ていると、
「デビュー戦が楽しかった」「また行きたい」「自分のタックルが欲しくなった」
という声が多いです。
その一方で、レンタルタックルの状態が悪かった、船酔いした、ウネリがきつかった、何を買えばいいか分からない、というネガティブな意見もありました。
この記事では、高い道具を買わせる話ではなく、船の上で詰まらないための準備としてまとめます。
まず全部買おうとしなくていい
初回はレンタルで十分な船もあります。
むしろ、いきなりロッド、リール、ジグ、ウェア、小物まで全部買うと、行く船と合わない物をそろえる可能性があります。
ジギングは海域、水深、潮、船の流し方で使う道具が変わるからです。
ただし、「レンタルあり」の一言だけで安心するのはやめた方がいい。
確認するのはここです。
| 確認すること | 見る理由 |
|---|---|
| レンタルの範囲 | ロッドとリールだけなのか、ジグやフックまで込みなのか |
| 料金 | 無料、有料、セット料金が船で違う |
| 破損・水没時 | 実費になることがある |
| 右巻き・左巻き | 慣れていないと1日しんどい |
| ラインの号数 | 狙う魚やジグ重量に合っているか |
レンタルで行けるかと、レンタルで快適に釣れるかは別の話。
なので、初回はレンタルで試して、そのあと自分のタックルを買う流れでいいと思います。
実際、初回レンタルでやった人ほど「次は自分の道具が欲しい。でも何がいいか分からない…」で止まりやすいです。
ロッドやリールを買う前に、先に目安を見たい人は 日本海でジギング初心者でも楽に釣れるロッドの選び方 と、日本海ジギングで最初に買うリールはパワーギアよりハイギアが良い理由 も合わせて見てください。
予約前か予約時に船へ聞くこと
持ち物リストを見る前に、先に船へ聞くことがあります。
| 船へ聞くこと | なぜ必要か |
|---|---|
| ジグは何gを持っていくか | 100g台でいい日もあれば、200g以上が必要な日もある |
| レンタルタックルの中身 | ロッド・リールだけならジグや小物は自分で必要 |
| 氷はあるか | 無料、有料、各自用意が船で違う |
| クーラーは持ち込むか | 船に置く、車に置く、船のクーラーを使うなど違いがある |
| ライフジャケットは借りられるか | 桜マーク付きが必要。レンタル可否も確認 |
| 出船確認の時間 | 前日夜に慌てると忘れ物が増える |
ネットの持ち物リストは便利ですが、最後は「乗る船の条件」で決めたほうがいいです。
特に氷とクーラーは軽く見ない方がいいです。
釣れた魚を持って帰れないような準備は、釣る前の大きなミスです。
初回でも自分で持っていく物
船で借りられる物があっても、以下は自分で持っていた方が安心です。
| 持ち物 | 理由 |
|---|---|
| リーダー | 切れた時にないと釣りが止まる |
| メタルジグ | 船指定の重さを複数本 |
| アシストフック付きジグ | 初心者は最初から組んである物が楽 |
| プライヤー | フック交換、リング交換、魚外しに使う |
| スプリットリング・ソリッドリング | ジグ交換やトラブル対応 |
| グローブ | 手の保護。ラインや魚で切ることがある |
| 酔い止め | 酔うと釣りどころではない |
| 飲み物 | 船上は思ったより喉が渇く |
| 防水バッグ | スマホ、財布、予備小物を守る |
| クーラーボックス | 船の案内に合わせて準備 |
フロロリーダー10〜12号
フィッシングプライヤー
防水バッグ
リーダーとプライヤーは必須アイテム。
ラインが切れた時、フックを外す時、リングを交換する時、これがないと手が止まるからです。
リーダーの太さや長さで迷うなら、先に オフショアジギングでリーダーに必要な太さと長さは? を読んでおくと選びやすいです。
フック周りは アシストフックのセッティング も関連します。
ジグは何gを持っていくか
ジグの重さは船に聞くのが一番安心です。
丹後や日本海の青物ジギングなら、150g、180g、200g、230gあたりがよく使われます。
船宿や釣具店の情報でも、PE2〜3号、ジグ100〜200g台、フロロ10号前後といった目安があります。
ただし、これをそのまま全国共通の正解にしない方がいいです。
水深、潮、風、船の流し方で変わるからです。
軽すぎると底が取れないし、重すぎるとしゃくり続けるのがしんどい…。隣とおまつりする原因にもなります。
最初にそろえるなら、船に聞いた重さを中心に3〜5本。
色は赤金、シルバー、ブルピン、グロー系あたりから選ぶと無難です。
最初に買うメタルジグはこれでOK!
ロストは普通にあります。
根掛かり、サワラの歯、ラインブレイク。。。
なので、1本だけで行くのは不安です。
カラーで迷う人は、関連記事の 日本海(丹後)ジギングでジグのおすすめなカラーや選び方は? も参考にしてください。
ロッドとリールは最初から買うべきか
初回から買わなくてもいいです。
レンタルで1回乗ると、自分がどれくらい疲れるか、スピニングがいいか、ベイトがいいか、どの重さのジグをよく使うかが見えてきます。
その後に買った方が失敗しにくいです。
それでも買うなら、見る順番はこれです。
- 行く海域
- 船で使うジグ重量
- PEの号数
- リール番手
- ロッドのパワー
初心者コメントでは、200〜300gのジグを落としたいけど6000番でいいのか、合う竿は何か、HGとPGどっちがいいのか、という迷いが出ていました。
ここは雑に決めない方がいいです。
6000番で200g以上を扱えないわけではありませんが、巻き上げが辛い場面は多々あります。
丹後や日本海の青物なら、PE2〜3号を300m、リールは6000〜8000番、リーダーはフロロ10号前後が一つの目安です。
ただし、最終的には船と海域です。
「おすすめリール」だけ見て買うと、行く船と合わないことがあります。
買う前に ロッド選び と リール選び の記事も確認しといてください。
クーラーと氷は釣れた後に詰む
初心者が意外と迷うのが、釣れた魚の保管です。
- 60Lくらいのクーラーボックスが必要なのか
- 船に備え付けのクーラーがあるのか
- 発泡スチロールの保冷ボックスは買えるのか
- リリースしていいのか
結論、これは船によって違います。
青物狙いなら、45〜60Lくらいのクーラーを考える場面が多いです。ただ、船に大型クーラーがある場合、港に戻ってから自分のクーラーへ移す場合、車に置いておく場合もあります。
氷も同じです。
無料の船、有料の船、各自で用意する船があります。
「初めて乗ります。クーラーは船に持ち込みですか? 氷はありますか? 釣れた魚はどう保管すればいいですか?」
予約時に聞くなら、この言い方で十分です。
ここを聞いて嫌がる船なら、初心者には向いていない可能性があります。
おすすめクーラーボックス
45L
60L
船酔い対策は道具より先に効く
酔い止めは準備しておいた方がいいです。
XでもYouTubeコメントでも、船酔いの声はかなり強いです。
「初めて船酔いした…」
「ウネリでダウンした…」
「酔い止めを忘れて前半ほぼ終わった…」
「アネロンを飲んでもきつかった…」
こういう声は普通にあります。
船酔いすると、いくらいいロッドを持っていても釣りになりません。
最低限やることはこれです。
- 前日は寝る
- 空腹で乗らない
- 食べすぎない
- 酔い止めは用法を守って使う
- キャビンにこもりすぎない
- 排気、タバコ、エサの臭いが苦手なら避ける
- しんどくなったら水平線を見る
- ウネリが強そうな日は無理しない
イチオシ酔い止め
合う合わないは人によります。
持病や薬の飲み合わせがある人は、医師や薬剤師に確認してください。
船酔いが不安なら、オフショアジギングでの船酔い対策、酔い止めを飲むベストなタイミング、前日の食事タイミング、船酔いしてしまったときの対処法も先に見ておくと、失敗が減りますよ。
初回で後回しにしていい物
後回しでいい物もあります。
- 高額ロッド
- 高額リール
- 大量のジグ
- 専用ウェアの買い込み
- ノット用の細かい道具一式
- 使うか分からない便利グッズ
もちろん、必要最低限をケチる話ではありません。
リーダー、ジグ、プライヤー、酔い止め、飲み物、氷確認。
このあたりは地味ですが、ないと詰みます。
逆に、高いロッドやリールは初回に用意しなくてもいいです。
レンタルで1回やって、「また行きたい」と思ってから買っても遅くないので。
初回チェックリスト
船に聞く
- レンタルタックルの範囲
- ジグの重さ
- 氷の有無
- クーラーの扱い
- ライフジャケット
- 出船確認
- 釣れた魚の保管方法
電話で聞く場合は、以下のように聞けば答えてくれます。
自分:
「〇月〇日に予約している〇〇ですが、当日の準備のことで5点ほど確認したいことがあるのですが、今お時間よろしいでしょうか?」
船長:
「はい、大丈夫ですよ」
自分:
「ありがとうございます。1つ目は、ジグの重さについてです。メインは何グラムを用意しておけばいいですか?あと、何グラムを何個ぐらい持っていけば安心ですか?」
船長:
(〇〇gをメインに、〇〇gも念のため〇個くらいあるといいよ、等の回答)
自分:
「わかりました。2つ目は、レンタルタックルをお願いしているんですが、これは竿とリールだけですか?ジグや仕掛けもセットに含まれていますか?」
船長:
(竿とリールだけだよ、等の回答)
自分:
「なるほどです。3つ目に、ライフジャケットのレンタルはありますでしょうか?」
船長:
(貸し出しあるよ、等の回答)
自分:
「ありがとうございます。4つ目は氷についてです。氷は船でいただけますか?(※あわせて、自分のクーラーボックスは船に持ち込んで大丈夫ですか?)」
船長:
(氷は用意してるよ/クーラーは持ち込んでいいよ、等の回答)
自分:
「わかりました。最後の5つ目は、釣れた魚の保管についてなんですが、どういう形で保管になりますか?船にイケスとかがあるんでしょうか?」
船長:
(各個人のクーラーに入れてね/足元のイケスを使ってね、等の回答)
自分:
「了解しました。確認したいことは以上です。
ちなみに、前日の出船確認の連絡は、何時ごろにお電話すればいいですか?」
船長:
(前日の19時頃にかけて、等の回答)
自分:
「19時ですね、わかりました。それでは当日よろしくお願いいたします。失礼します。」
自分で持つ
- リーダー
- メタルジグ
- プライヤー
- グローブ
- 酔い止め
- 飲み物
- タオル
- 防水バッグ
- クーラー
後でいい
- 高額タックル
- 大量のジグ
- 細かすぎる専用品
- 使うか分からない便利グッズ
まとめ
初めてのオフショアジギングは、全部買う必要はありません。
でも、何も確認せずに行くのは危ないです。
- 船に聞くこと
- 自分で持つこと
- 後回しでいいこと
この3つを分けるだけで、かなり失敗は減ります。
最初の目標は、最強タックルで釣ることではなく、船の上で詰まらず、無事にデビュー戦を終えることです。
楽しく終われば、次に自分のタックルが欲しくなります。
その時に、行く海域と船に合わせて買えばOK。
